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Posted by ミリタリーブログ at

2013年01月09日

ゴールデントンプソン その③

前回からの続き。



メカボの構成は頭の中にあったので、後はそれを形にすれば良いだけです



重量ピストンがバシバシ当たることになるので、
いつものおまじないをやっておきました。
このメカボはVer2ほど脆くはないはずなんですが、
やっておいて損はないでしょう。



メカボックス完成。
ほいじゃコレを本体に組みこんでっと・・・

「バチコン、バチコン」

良い音してます。
初速は…

勿論三桁逝きますわな。
ココまでは想定内の作業でした。

「バレルカットして初速調整して終わりだのん」

と思い、チャンバー周りをばらしたのですが…



「アウターバレル内部がテーパー状になっとる!!」

先にいくにつれて細くなっとります。
根元はガバガバ…先はキツキツ!!
こりゃインナーバレルを何とかして固定してやらにゃ中でバレルが大暴れです。



急遽インナーバレルを固定する為の方法を考えました。
たまたま手持ちの水道管の塩ビパイプがサイズ的にピッタリだったので、
コイツを突っ込んで何とかしようと・・・
ですがまだまだガバガバ。
そんな時は!?



「銅箔テープ!!」

こいつをバレルに巻き付けて、バレルスペーサーを作ります。



良い感じに出来上がりました。



コイツを先ほどの本体と組み合わせて
出来たー!!
とりあえず、試し打ちしてみます。

「あれ!?これってベネリだっけか!?」

弾が2発出ている様な気が…
よおく見てみると!?
しっかり中で当たってるんじゃないですか!?
さすが中華…均一にテーパーになっていると思っていた私が浅はかでした。
これじゃアウターバレルの中にもう一つアウターバレルを作るしかありませんね。



お店を見渡せば、こんな便利な商品在るじゃないですか!?
いつか使うかもって注文していた商品が、結構役に立ったりします。
コイツをアウターの中に突っ込んで、インナーバレルのガイドにします。



勿論そのままでは入りませんので、現物あわせしてカットして仕込みます。



「合体」

ということで、とりあえず完成しました。
お店で試しうちした感じは非常に良好!!
ですが、弾道を見る為に試射に行ったらフルオートでは弾詰まり多発。
どうやら元々ついていたパッキンがよろしくないようですね。
その後マルイ純正パッキンに交換。
そしたら初速がだいぶ下がってしまい、新たにバレルを作り直すことに…
いざ、現場で使おうと思ったらホップが掛からず現地で更なる調整。
一難去って又一難、めっちゃ手間かかりましたが何とか完成しました。
持ち主さん。悪そうなテッポできあがったんで、コレで大暴れしちゃってください!!  

Posted by 雲長。 at 22:12Comments(0)トンプソン

2013年01月08日

ゴールデントンプソン その②

というわけで、今回はメカボの中を覗いていきましょう。



まずは外観から。
外から見る限り、ベアリング仕様になっています。
その大きさはなんと9mm。
オーバースペックですが、海外で鬼バネ引くならコレ位ないとだめなのかもしれませんね。



トリガーアッセンブルを外します。
ココはネジを外すだけで…



簡単に外せます。
メカボをばらさなくてもメンテナンスできるので、大変便利ですね。



セレクタープレートやセフティパーツ等は乗っかっているだけなので、簡単に外れます。
セフティとセレクターの土台は凄く似ていますが、形が違うので、どちらについていたか
間違えないよう、写メ等とって置くと良いでしょう。



それでは、ご開帳。
グリスはオイルに近い粘度の低そうな透明なものが使われております。



各パーツを外してチェックします。
部品の出来は悪くないですね。
このまま使用しても何の問題もないかと思われます。



初速が低い原因はコレ。
スプリングカットで初速調整してあります。
やけに静かだったのもコレが原因です。
しかし弊害が…



ピストンを押し込む力が足らない為、ピスクラしちゃってますね。
3歯までやられているので、このまま使えば時間の問題ですね。



ここは純正部品を加工して使います。
安心のマルイ純正ピストンです。



今回は良い音を出す為に、ピストンを重くします。
ステンレスピストンヘッドなるものを見つけたので、コレを使用します。
さらに、純正ピストンの中に入っていた錘もそのまま使用するので、
ピストン自体は中々の重さになってます。



一見キレイなギアも洗油で洗ってみると…
カスやら何やらいっぱい出てきますね。



組み込み前に再チェック。
今回もシム調整やり直しました。

ベベル  ㊤0.5 ㊦0.25+0.1
スパー  ㊤0.15+0.2 ㊦ 0.2+0.1
セクター ㊤0.5+0.1 ㊦ 0.5 

を…

ベベル  ㊤0.5 ㊦0.5
スパー  ㊤0.5 ㊦0.3
セクター ㊤0.5+0.3 ㊦0.5

に変更しました。
相変わらずデフォのし状態では適当に入ってました。
ナゼ0.2と0.1をあわせて使うんでしょうかね?
もしかしたら0.3というシムの設定がないのでしょうか!?
この辺惜しいです。部品の出来はよくなっているので、
もうちょっと丁寧に組み込んでもらえれば、より良い商品になるんでしょうが…



マルイのグリスを塗りなおして組み込みます。
今回は加速シリンダーを止めて、フルシリンダーを組み込みます。
バネもハイサイ用のちょっと強めのバネを使い、重たいピストンを使って一気に圧縮。
弾けるような破裂音を生み出そうと思います。

ココまでは想定内の作業、順調に続くと思われましたが、最後に大きな罠が…
次回に続きます。

  

Posted by 雲長。 at 22:30Comments(0)トンプソン

2013年01月07日

ゴールデントンプソン

今回紹介するのは、キングアームズのトンプソン。



キンキラキンに仕上げられたそのボディは、東南アジアの麻薬王が持っていそうな
いかにも悪そうな一品ですが、今回はこれをカスタムして欲しいとの事。
持ち主さんいわく…

「外観に負けないぐらいのドハデな仕様にしちゃってください」

との事。
今回は音にこだわりたいということなので、思い切り爆音仕様にしたいと思います。
流速風味で作れば良いので、簡単に仕上がるかと思っていたのですが…
今回は思ったより梃子摺りました。



まずは、初期の健康診断から。
少し初速が低いように見受けられますが、作動音自体はスムーズで、
大変静かです。弾道は見ていないのですが、部屋の中で撃った感じはとても良いですね。
ほいじゃ、早速ばらばらにしていきましょうか!?



まずはストックを外します。
このモデルは、フルメタ、木ストと豪華仕様になっとります。
木ストに傷をつけないように、慎重に作業します。
まずは、ストック下の太いマイナスネジ2本を外します。



ストックが外れたら、図の位置に何か棒を突っ込んで、アッパーフレーム
のロックを解除します。



無事、アッパーが外れました。
加速シリンダーが組み込まれていますね。



グリップはグリップ下のネジを外せはスポッと抜けます。



メカボを取り出す為、セレクター&セフティを外していきます。
ココで注意しなければいけないのは、小さい芋ネジが入っているので、
コレを外してから出ないとセレクター&セフティは外せません。



無事外れました。
セフティは芋ネジを外せばはまっているだけなので、ちょっと硬いですが、
上に引っこ抜けばスポッっと外れます。



セフティを外すと、セフティが入っていた土台に又小さなネジがありますので、
コレを外すと…



メカボがズルっと上に抜けます。
メカボの中身は次回。  

Posted by 雲長。 at 22:30Comments(0)トンプソン