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Posted by ミリタリーブログ at

2013年04月05日

89式を弄る その⑤ カスタム総括。

初速も良い感じに出たのですが、サイクルがもうちょっと欲しい所。



後はモーター交換して終了といったトコでしたが、最後に罠が待ってました。
今回予定していたモーターはEG30000。マルイのハイサイシリーズに搭載されているモーターで、
サイクル、トルク等、非常にバランスの良いモーターです。コイツをブチ込んでカスタム終了と思っていたのですが・・・



今回コイツを組み込んだ所、MAXスピードの方は秒間19発と、予定通りの数値が出て喜んでいたのも束の間、
バーストが4点バーストになってしまいます。これじゃ面白くないということで、イロイロと調整してみたのですが直らず・・・



試しにEG1000モーターを組み込んでみました。
サイクルの方はというと、秒間16発。まあこんなもんでしょ。
ですが、3発になったり、4発になったりとバーストが安定しません。
何とかならんのかと、又イロイロとやってみたのですが、上手くいかずお手上げ状態。



どうにも解らんのでネットなどを駆使して調べた結果、89式はモーター交換するとバーストするようになるようです。
そこでマルイさんも考えたらしく、3点バーストを確実にする為に、89式専用のBT1000が開発されたようです。
このモーターは89式専用品なので、他のテッポに流用してもサイクルが下がるだけで、メリットは少ないです。
バーストを確実に3点で使いたいのならば、モータは交換しないほうが良いですね。

それでもハイサイクルにこだわりたい。
バーストほとんど使わないからイイよって方の為にアドバイスすると、交換するときは、モータータワーごと交換したほうが良いという点。
タワーの長さこそ22ミリと一緒ですが、タワーの径のサイズが違いますので注意が必要です。



マルイのEG1000のモータータワーの軸径は9.3ミリ。



同じくEG30000も軸径9.3ミリ。



ソレに対してBT1000は軸径10.85と太くなっています。

そのまま89式に流用しても、モーターがメカボの口のところでがたついてしまう為、ギアノイズが激しくなります。
89式のモーターを交換する際には、あわせてモータータワーも交換しましょう。

もうひとつのカスタムポイントであるHOP



プラスチックの黒いのが純正品に対して・・・



銀色のアルミで出来たコチラがカスタムパーツ。



解りにくいと思うので重ねてみました。HOPのかかる位置や量が若干違いますね。
要するにHOPの掛りがよくなればいいので、HOPゴムに悪戯したり、
かさ上げ等でHOPの突き出し量を増してやってもよいでしょう。
マンドクセな方は、このパーツをぶち込んでやれば良いでしょう。

総評

89式を弄るにあたって、まずはHOPの掛りを良くする事。
初速が出ていなくても、HOPさえ上手くかかれば0.2gだったらソコソコ飛びます。
欲を言うと箱だしだと85付近なので初速を調整してやれば、さらに良くなるでしょう。
ギアやモーターは交換できないと思った方が良いですね。
もっとも、バーストを捨ててしまえばやりたい放題なんですが、バーストがこのテッポの良い所ですので・・・
中々完成されたテッポさんですね。良い意味でカスタマー泣かせですな。

というわけで完成しました。
全ての89式ユーザーに幸アレ!!  

Posted by 雲長。 at 22:30Comments(2)89式

2013年04月04日

89式を弄る その④カスタムパーツを組み込む。

というわけで、完全にバラバラにした89式。



弄れるポイントを洗い出して、カスタムしていきましょうか!?



まずは配線から。ノーマルの配線を高効率銀線にチェンジします。



ゴテゴテしていた純正配線もスッキリ。これで効率アップです。
サイクルアップの下ごしらえの為、軸受けもメタルに交換しちゃいます。



本来ならギアも交換して、更なるサイクルアップをしたいトコなんですが、
3点バーストが付いている為セクターギアは専用品。ベベルとスパーは共用品です。
ベベルに関しては次世代やハイサイクルシリーズに使われている10枚ベベルなので、
交換の必要はありません。ほいじゃスパーに関してはというと・・・



形状こそ一緒ですが、コイツも専用品。
何とびっくり、純正あのですが鉄で出来ています。マルイの国産強化ギアなんですね。
さすが自衛隊ご用達のトレーニングウエポン。各所にカスタムが施されています。
ということでギア関連は弄る必要なし。壊れたら交換てな感じでOK!!

軸受け交換に伴い・・・

セクター ㊤0.3   ㊦0.5
スパー  ㊤0.5   ㊦0.5 
ベベル  ㊤0.3   ㊦0.5

とシム調整をします。
個々によりシムの値は変化しますので、あくまで参考程度に。



ピストンはお馴染みのハイサイクル加工。
おケツのギアを削っちゃいます。

後はスプリング。少々弱いと思いますので、今回は交換。



スプリングもお馴染みのコイツを使います。
製品にバラツキが無く、大変お勧めのスプリングですよ。



忘れ物が無いか確認したら、メカボックスを閉じて終了。
コレにてメカボックス関連は終了です。

続いてHOP回りのカスタムを行います。89式は飛ばない、と良く言われますが、問題はHOPにあります。
純正状態ではHOPの突き出し量が少なく、HOPの掛かりが弱いんですよね。最大HOPでコレ。



0.2gならソコソコかかるんですが、0.25弾を使うとなると、少々厳しいです。
何かかさ上げ等してやればいいんですが、お手軽パーツが出ていますので、コイツを組み込みます。



ホップアームをこいつと組みかえるだけで、HOPの掛かりがよくなります。
M4でいうトコの、ストライクチャンバーのストライクアームのようなものですね。
ちっちゃいパーツなんですが、結構お値段しちゃったりします。
M4の時みたいに、再販した時のマルイさんのプチ改修に期待したいですね。

その他、シリンダーやスプリングガイド等は一応このままで行きます。
バレル交換とかは持ち主さんから聞いてないので、このまま生かす形で行こうかと。
長いカスタムバレル使ってあるので、シリンダー容量はフルで良いでしょう。
この辺交換すると、パーツ代だけで結構逝っちゃいますから。
さらに煮詰めて欲しいって場合は相談に乗ろうかと思います。



とりあえず、仮組みして初速測定。
初速は良い感じの数値。続いてサイクルアップしようと欲を見た結果、
ココからさらに調整地獄が待っていようとは・・・

続きは次回。  

Posted by 雲長。 at 22:30Comments(2)89式

2013年04月03日

89式を弄る その③ メカボックスをバラす。

前回は、メカボを出すとこまでやりましたね。
今回は、メカボを開いていきましょうか!?



セレクターはアンビになっていますね。
それに伴い、部品構成も複雑になってます。外す前にチェックしておきましょう。
昔、ばらした時にはココの組み込み方が解らなくて難儀した覚えがあります。
よおく見ると、組み込みやすいように印が付いてますね。



反対側も。印をあわせて組み込みましょう。
セレクターーギアはプレートに乗っているだけなので、引っ張れば簡単に外れます。
コロンしないように気をつけましょう。まあコロンしてもおっきい部品なので直ぐ見つかりますが。



受けのほうのギアはネジ止めされているので、+ドライバーで外します。



そうすると、クリック感を出しているパーツ?があります。
飛び出してはこないんですが、ちっちゃいぱーつなので、うっかりしているとコロンします。
コロンしないうちに外しておきましょう。



後ろを見ていきます。別にココのスプリングは外さなくてもメカボは開けます。
バーストユニット触らない限り外す必要は無いのですが、何かに引っ掛けてスプリングを伸ばしてしまうとアウトです。
気になるならあらかじめ外しておいても良いかも。



あとはメカボを足しているネジを外せば、無事ご開帳です。
メカボのネジはミリネジになってますね。さすが国産のトレーニングウエポン。各所にメーカーの拘りが感じられますね。



ご開帳っと。見た感じノーマルですね。
それではよーく見てきましょうか!?



ピストンが交換されてます。それに伴い、スプリングも・・・
それ以外はノーマルでした。



ギア、シリンダー、タペットは見慣れたもんです。
サクッと外したら、スイッチ、バーストユニットをみていきましょう。



スイッチはちょっと特殊な作りになってます。89式専用品ですね。



これが89式のメカニカルバーストシステム。壊れてなければ触らんことです。
もし部品交換などでバラすのであれば、ココは写メ必須です。



ココのスプリングのかけ方とか、



ここら辺の組み方とか。多分わかんなくなっちゃうので、
分解前に写メっておいたほうが良いですぞ。



メカボをキレイキレイしておしまい。
次回は実際にカスタムパーツを組み込んでいきましょう。  

Posted by 雲長。 at 22:30Comments(0)89式

2013年04月02日

89式を弄る その② メカボを取り出す。

さて、昨日の89式を解体、検証していきましょうか。



とりあえずバレル周りから。ハンドガードの取り外しは割愛。
バレルは金属製のフレームにネジ止めされてカッチリ付いています。
ココにネジ止めされている金属製の梁は、メカボの上部を伝って、ストック基部まで連結されています。
剛性が高いといわれる秘密はココにありますね。



ネジを全部外したら、ココのピンを外せば・・・



バレルアッシーがスポッと抜けます。
配線押さえのタイラップ外すの忘れないように!!



インナーバレルは、少し押し込んでクルッて捻ってやると外せますよ。



社外のバレルに交換されており、長さは43センチぐらいでしょうか!?本来は金色の真鍮バレルです。

続いて本体側に逝きましょう。ストックの取り外しは割愛。
後ろのフタ捻ってネジ外すだけです。



ストック基部を外すのですが、ココで特殊ネジが必要です。
メカボに使われている例のヤツ。ホームセンターであらかじめ仕入れておきましょう。



この状態でフレームを前方に引っ張れば、アッパーフレームを外すことができます。



メカボ上部の梁を外します。この梁によって、バレル、フレーム、ストックが連結されており
剛性UPに一役買っています。



続いてモーターなんですが、ココのネジを外します。
この辺は電動ガンシリーズ共通ポイントですね。



モーター出ました。こいつはレア者の1000BTモーターです。
サイズ的には、ロングモーターと一緒なのでロングローターと互換性があります。
ただ、若干モータータワーのサイズが違うので、モーターに交換する際には、
ロータータワーを外して移植した方がいいと思います。



この辺はM4と一緒。ただ、ネジが4箇所止めになっています。
自衛隊の激しい訓練でグリップがすっぽ抜けないように対策されているのか!?真相は謎です。



後は左右のセレクターレバーを外して、メカボをそっと引っこ抜けば・・・



メカボを出すことが出来ます。ただ、そっと引き抜いてください。
ギアは嵌まっているだけなので、外れてしまうとどのようについていたか解らなくなってしまいます。
そっと外しましょう。そして写メりましょう。



メカボ外した時にコロンと取れてくる部品があるのですが・・・



ココにはまります。

というわけで、メカボ取り出し完了。メカボを出すまではそんなに難しくは無いですね。
厄介なのはメカボックス。機械式3点バースト機構が付いてますから、バラス際にはシャメ必須ですぞ!!
メカボ解体は次回!!

業務連絡。

明日(4月3日水曜日)は、打ち合わせのためお休みを頂きます。あしからずご了承下さい。  

Posted by 雲長。 at 22:30Comments(0)89式

2013年04月01日

89式を弄る。 その① 各部のチェック。

今回手を入れるのは自衛隊ご用達の、「89式」。電動ガンで唯一機械式バーストを搭載するモデル。
フレームもメタル製で合成感抜群。現在では非常に入手困難な一品です。噂では5月に再販されるそうですが・・・
再販されたら私も一本欲しい、そんなテッポさんです。



前から。89マニアの方はお気づきでしょうか!?



ハンドガードが社外品に変わってますね。コイツだけで諭吉位したような覚えが・・・
当時高いなって思ってたんですが、今思えば買っておけば良かったですね。



スチールのプレス鉄板にハンドガードを被せるような凝った作りです。
もう絶版なんですよね、コレ。今ではプレミアもんです。オクでは2諭吉近くしちゃったりしますね。
コッソリ純正に替えとこうかしら・・・スイマセン、おいたがすぎるトコでした。



というわけで、今回のカスタム内容なんですが、お客さん曰く飛ばないんだそうです。
購入時にカスタムショップにてカスタムしてもらったそうですが、サバゲで使ってみたら打ち負けるようで・・・
どんなカスタムが施してあるかは謎ですが、とりあえず健康診断してみましょうかね!?



悪くは無いと思いますよ、少々初速とサイクルが遅いですが・・・
お外の実射でも、まあソコソコ飛んでます。
ですが最新鋭の次世代と打ち合えば、この数値なら打ち負けるのは当然。
カスタム品として考えるなら悪いのか!?
とりあえず方向性を決めてもらって、サイクル&飛距離アップしていこうかと思います。
次回はバラして検証していきましょうかね!?  

Posted by 雲長。 at 22:30Comments(1)89式