2016年01月05日

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

それでは昨日分解した次世代AK、メカボックスの方もバラして行きましょう。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

メカボックスに止まっているリコイルバーを外します。
ネジ2本で止まっているだけですが、ネジロックでネジがカチカチの場合があるので舐めてしまわないよう注意しましょう。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

続いてリコイルウェイトを外します。
メカボックス後部のレシーバーキャッチボタンを押し込んで外します。
レシーバーキャッチボタンはバネのテンションでハマっているだけなんで、前方に押し込めば外すことが出来ます。
中にちっちゃいスプリングが入ってますので、無くさないように注意してください。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

メカボックス上部のストッパーレールも外しておきましょう。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

メカボックスについている配線押さえも外してください。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

おっ!?この個体はギアカバーがありませんね。どっかで落っことしてしまったのかな!?
このカバーが無いとメカボックスにゴミが入っちゃうので、手持ちの部品を組み込んどきますね。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

メカボックスを固定しているネジを外します。ネジの長さが微妙に違うので、どこのネジかしっかり覚えておきましょう。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

パッカーンと大開封。逆転防止ラッチの解除をお忘れなく。
次世代M4と違い、次世代AKは分解時スプリングのテンション生きてますからね。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

ムムムッ!?なんかおかしいぞ!!

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

セクターギアの軸が折れちゃってます。こんな事って・・・たまにあります。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

今回は旧型の壊れやすいセクターギア&ハズレだったってことであきらめて下さい。
現行のセクター(メッキされとるやつ)は改修が入ってますんでご安心を。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

ピストンもコテコテ!!こいつはやりがいがありますなぁ!!

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

よくよくチェックした所・・・こいつはアカン!!
ラックがコリってなってます。要交換ですな。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

各部品を分解、洗浄チェックします。
今回も中々気合の入った汚れっぷり。
種子やら何やら・・・水をあげたら芽が出てきそうです。
洗浄後、部品をチェックした所、軸受もダメになってました。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

今回はライラクスさんとこのメタル軸受を使います。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

メカボックスに専用治具で圧入しました。バチピタで収まってますね。

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軸受交換に伴い、シム調整もやり直します。

ベベル 
純正値 ㊤0.5  ㊦0.5
交換後 ㊤0.5  ㊦0.5

スパー 
純正値 ㊤0.15 ㊦0.5
交換後 ㊤0.3  ㊦0.5 

セクター
純正値 ㊤0.5  ㊦0.15
交換後 ㊤0.5  ㊦0.3

※シム調整についてはあくまで参考値になります。数値を鵜呑みにしないで下さい。
各銃ごとに個体差がありますので、組み上げる際には必ずご自身で確認してみて下さい。


純正値とほとんど変わらず、少しクリアランスを詰めただけの結果となりました。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

忘れ物が無いか確認したら、やさしく組み上げてメカボックスは完成!!
続いてはHOPパッキンを交換しましょうか!?

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

チャンバー取り出すのにリアサイトベースばらさにゃ分解できんかと思いましたが・・・

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

次世代AKはHOPダイヤルを外してやれば、フロントASSYからチャンバーASSYを引っこ抜くことが出来ます。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

HOPレバーとHOPの押しゴムがおさまる部品が別々になっているとは・・・
HOPが真っ直ぐに降りてくるよう良く考えられてますな。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

パッキンもまだ全然いけそうですが、大事をとって交換しときます。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

メカボックスとフレームをドッキングさせるわけですが・・・

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

フレームのセレクターとメカボックスのセレクタープレートの位置関係に注意して下さい。
ココがしっかり組まれていないとセレクターの動きが悪かったり、フルにならなかったりするので注意して下さい。
ワタクシはメカボックス側セミ、セレクターポジションセミにした状態でメカボックスをセットしました。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

後で気づいたのですが、リコイルバーは後から付けたり先に外したりした方が楽ちんですね。
スプリングひっかけておいた状態からカボックスに組み込んで、ネジでリコイルバーを固定した方がやりやすいですね。



≪総評≫

今回の故障の原因ですが・・・

①まずはセクターのギアの軸が折れる
②片持ち状態でセクターギア回るが、プラの軸受が耐えられずに粉砕。
③斜めになったセクターギアがピストンをゴリッとイク!!

といったスペシャルコンボが発動されたための大破だと思われます。

オーナーさんとの話し合いの結果、オーバーホールも兼ねてキッチリ修理させてもらった訳ですが・・・

次世代AKってなかなか元気の良いテッポさんですなぁ!?
元々初速は高いといわれてましたがこれほどとは!!
使った部品は軸受とシム以外すべて純正パーツですよ!?
初速もワタクシ特性の秘密のグリスを使ったところ・・・(ミニヨンFグリス)
キャーな状態だったので、マルイ純正グリスでもう一度組み直しましたよ!!

それでもまだギリカツな状態だったので、ピストンを後退位置で2日間放置・・・
初速も95で安定ということで無事納品となりました。

次世代AK 分解 修理 メカボックス編

オーナーさんも思い入れの強いテッポなんで、新品以上の性能が出るようにバッチシ整備させてもらいましたよ!!
この子と一緒にフィールドで大暴れしちゃって下さい


Posted by 雲長。 at 22:32│Comments(0)
 
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