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Posted by ミリタリーブログ at

2013年08月23日

マルイ M870 使用上の注意と破損例。

イロイロとネットで囁かれているM870ですが、実際の所は如何なモノか!?
新しく手に入れたおもちゃを握りしめてサバゲにやってきた方の固体を比較してみたのですが、
この機種、結構個体差激しいですよね!?



解りやすい所では初速に差が有る模様。飛距離もだいぶ差が有るようですな。
私の周りでも(弾の重さ0.2gのお話ね)3発発射で90以上出ている固体もあれば、80代前半の固体も。
飛距離も強ホップの固体もあれば低ホップの固体も。



まあ私の固体は85前後の初速、3発発射で40メートルってトコでしたが・・・
発売当初は75ぐらいんじゃないかと予測していただけに非常にうれしい誤算でもありましたが、
固体によってバラツキが有るのは、なんともかんとも・・・

初速がでているからといって安心は出来ませんぞ!!広い所で撃ってみましたか!?
当たり個体ですと3発綺麗に纏まって飛んでいくのですが、ハズレ個体だと弾スジはバラバラ。
この機種は固定HOPの為、HOPの掛かり方によっても飛び方、散り方のパターンが変わってきます。
これは初速に比例しているわけではなく、実際に実射してみないとわかりません。
幾ら初速が高くても綺麗に飛ばない固体もあるわけです。

続いては燃費の問題。ネットでは3シェルしか撃てないといった事もあるようですが、
私の周りの仲間内ではそのようなことはありませんでした。
ですが私の固体もガスタンクをつけっ放しにしておくと、次の日にはガスが抜けてしまいます。



一番手軽に見ることが出来るのがココ。ストックの付け根のトコですが、モノによっちゃココら派手に漏れるようです。
ただココの気密をバッチシとってもタンクのガスは抜けてしまいます。いろんなトコから少しずつガス漏れしているようですな。
保管時はガスタンクを外しておけば地球にもお財布にも優しいですぞ!!

続いては皆さんが一般的に初期不良といわれている故障について。
コイツについては大半が使用上のミスによる破損が多いです。

一番多いのが多重給弾及び粗悪弾の使用による破損。

まずは粗悪弾についてですが、ココで言う粗悪弾とは一般的に弾の精度より、弾上がりの悪い弾の方がその傾向になります。



粗悪弾を使うと、ローディングレバーや給弾ルートの所で弾が引っかかって破損を招きます。
表面の柔らかい弾上がりの悪い弾がこの傾向にあるようで・・・
マルイのバイオ弾かG&Gのバイオ弾以外は止めておいた方が賢明かも。

続いて故障の原因となる多重給弾についてですが、この機種はエアコキショットガンのベネリ、スパスシリーズと同じく、
エアコキショットガンの基本とされている操作を誤ると、たちまち壊れてしまいます。



給弾中に何か引っかかりを感じたら、すぐさまシェルを外し中の弾を抜いて、コッキングして空撃ち。
チャンバーの中の弾が全部抜けたのを確認したら、新たにシェルを入れなおすといった一連の動作が必要なんですが、
実際そんなのってベネリやスパスで壊さないと解りませんよね!?コレを知らないと、

「アレ!?何か引っかかる!?」

「ガシャ、ガシャ、ガシャ、コキ」

「ロックして撃てん!?」

「弾が2発しか出んぞ!?」

「一発全然飛ばんくなった!!」

等の症状が出ます。
引っかかった弾を無理やり給弾することによってシリンダーノズルを潰してしまったり、ノズルを割って壊してしまうんです。



(ヒャアッ!!ちょっと変形してますね。)

私もベネリ初心者の頃によく壊して泣きを見たことがあります。
これはベネリ使いの人が一度は通る道で、それで壊してしまって押入れにポイか、もう一度買ったり直して遊ぶかの分かれ道になります。

後は切り替えレバーの操作による故障。

弾がチャンバーに装填されている状態でポンプアクションしながら3発から6発、(その逆も然りなんですが)の切り替え操作をすると、
弾詰まりの原因となり、壊れてしまう事があります。実際私はコレで壊しました。
切り替える時は一旦シェルを抜いて弾抜き、空撃。チャンバーの弾が抜けているのを確認してから、レバーの切り替え後さらに空撃ち。
(切り替える時にフルコッキングするので)そしたらシェルの装填といった手順を踏めば大丈夫です。



射撃中に切り替えたい場合は、指でポートを開けて切り替えるようにすれば破損を防げるでしょう。
ポンプアクションを伴う切り替え操作は非常に危険です。

最後に、どれだけ気をを使って遊んでいても壊れてしまうケースがあります。それが「パッキン飛び出し病」です。
これ自身はチャンバー自体に欠陥があるように感じます。パッキンが引っかかる溝や押さえがないからだと思います。

ノズルにパッキンが引っ張られて、チャンバーの外側にパッキンが引っ張り出されるようです。
これもなりやすい固体となりにくい固体に分かれるのですが、使い込むうちにいずれはなるでしょうね。



(バラしたところ、ちょっとはみ出してきてますね。)

チャンバーからひっぱり出されたパッキンがを弾を噛み込む事による弾詰まりによる故障。
コイツだけはどうしょうもありません。幾ら気をつけていても壊れてしまいます。
ココはマルイさんも認めているようで、なるべくクリーニングロットは使うなとネットで配信してますね。
(奥まで突っ込むとクリーニングロットでパッキンを押し出してしまうらしいです。)

ただの弾詰まりなだけなら良いのですが、実際は弾詰まっている事に気づかず、コッキングし続けることによってノズルの破損、
そしてさらなる本体の破損につながります。
カスタムメーカーからチャンバー発売すれば確実に売れるでしょうね。
マルイさんも是非とも改修部品で対応して欲しいところですね。



総評。



結論、M870は買いなのか!?いつ買うの!?バラして自分でメンテナンス出来る方なら今でしょ!!
自分でバラしてメンテナンス出来、かつショットガン大好き人間で今シーズン調子の悪い870を横目に、
気持ちよくズンパンしたい方は今が買い時でしょう。
バラして自分でメンテナンス出来ないショットガン大好き人間は今シーズンは諦めて来シーズン買いましょう。
ショットガン大好き人間なら愛でカバーできますが、興味本位で買おうという方はやめといたほうが賢明ですよ。

分解講座もやった方がいいですかね!?
リクエストあればやろうと思いますが・・・

注意!!ご自身でばらされた場合、メーカーのメンテナンスを受けられなくなる場合があります。
あくまで自己責任となりますのであしからず!!マルイさん、初期不良対応してくれるみたいですし。
バラすの自信がない方は、メーカーにマル投げしてください。下手にバラすと取り返しのつかないことになりますからね。  

Posted by 雲長。 at 10:00Comments(2)マルイ M870