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Posted by ミリタリーブログ at

2015年10月15日

CYMA AK 調整

本日のネタはコレッ。



AKは各社から発売されているのですが、AK47といえばマルイ、CYMA、幻といわれるLCTの3社からしか出ていません。
例外としてG&Pのコンバージョンキットを組み上げるってのもあるけど・・・今回その中でもマルイに次いで比較的流通量の多いCYMAのAK47をご案内。
メタルフレームにウッドストック、それでいてお求めやすい価格設定なんですが、サバゲで使おうとなるとそれなりにお手入れが必要です。
オブジェとして飾っとくのには良いんですけどね。

今回の依頼は、サイクルが遅いので何とかしてほしいとの事。どれどれ、早速見ていきましょうか!?



ポンポンポン・・・・・ムムムッ!!分速391発という事は、秒間に直すと・・・391÷60=6.51
秒間6.15発ですと!?こいつはさすがに遅いっす!!初速の方もアウトドアで使うんじゃ厳しいんじゃないかな!?
というわけで合わせてサイクル&初速調整を行う事に・・・ほいじゃ、早速バラしていきましょう!?



アッとゆうまにバ~ラバラ!!CYMAのAKはマルイさんとのAKのコピーなんでバラスのも簡単。
手順は割愛。マルイさんのAK分解講座を参考にしてみて下さい。



CYMA純正ブラックメカボが顔を出します。コイツを二つに割っていきましょう。



パッカーンとご開帳。



各部を見てみるとどうやら分解歴はなさそう。単純に外れ個体だったのかな!?



各部部品を外してチェック。それにしても何とも言えない色のしたグリスです!!
俗称、エイリアングリスと呼ばれてます。メカボックスはパーツクリーナーで綺麗にしてあげましょう。



ピストンも謎のグリスまみれ。ピストンにはOリングだけでなくバイクで言うところの透明のピストンリングみたいなの付いてますね。
これでシリンダー内の余ったグリスを掻き出すのかしら!?謎です。



各部品を洗い流して細かくチェックします。
ピストンは意外に綺麗で、ギアも歯飛びは無くそのまま使えそうですが・・・



シリンダーヘッドの所のOリングがありえないぐらいに変形してます。これじゃ気密漏れしちゃいますよね!?

続いて各部のシム調整を行います。

≪調整前≫
ベベル ㊤0.3 ㊦無し
スパー ㊤0.3 ㊦0.3
セクター㊤0.3 ㊦0.3+0.3

相変わらずド適当。ギアもガタガタ。シムも0.3しか使ってないし・・・

≪調整後≫
ベベル ㊤0.3     ㊦0.2
スパー ㊤0.5+0.2 ㊦0.3
セクター㊤0.5+0.3 ㊦0.5

こんな感じでソコソコ静かに。

※シム調整は個体差により変化します。あくまで参考値なので、この数値を鵜呑みにせず各個体のクリアランスを見て調整して下さい。

初速の方は、お決まりのアングススプリングで調整します。



パッキン交換も中華電動ガンではお約束。分解方法はマルイさんトコのAKチャンバーと一緒なので割愛。
ゴワゴワパッキンをマルイさんトコのしっとりパッキンに交換です。



バレルクリーニングをしてみたら・・・中もドッロドロですね。
シリンダーの中のグリスが多いと、ノズルから飛び出てバレルに付着しちゃうんです。



まだやりたいトコあるんだけど、今回は予算の都合上ココまで・・・グリスアップして組み上げて、
最後にマルイさんトコのEG1000モーターに換装すれば、ハイッ出来上がり。



結果・・・

サイクルは15発、初速も90代前半で纏まり無事納品。←スイマセンシャシントリワスレマシタ。
今回の不良個所は、モーター、及びシリンダーヘッドのOリング、各部機密漏れetc。
本中華はイロイロなトコ見ないとアカンのでしんどいっす。
メタルやウッドに拘りがなければ、マルイさんトコのをお勧めします。  

Posted by 雲長。 at 21:30Comments(0)