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Posted by ミリタリーブログ at

2015年09月27日

G3SAS HC 分解 修理

今回持ち込まれたテッポさんはサバゲ最強銃のG3SAS、HCモデルです。



症状は弾が発射できない、通電させてみるとメカボックスの中からガリガリっと嫌な音。
持ち込まれた時点では発射できる状態ではなく、試射等の初期診断は出来ないので早速分解していきます。



まずはストックを外すために、ストックピンのマイナスネジを緩めます。
ココのネジは非常に弱いので、雑に作業すると折れてしまいます。
締めこむとき時も優しく閉めましょう。



ストックを外すと、板バネがこのようにハマってます。
組み立てる時は間違えないように写メ撮ってくとイイですよ。



リアの配線はこのように収まっています。取り回しが悪いと上手く組み込めないので、
配線の取り回しを写メしておくと良いでしょう。
レシーバーの奥の+ネジを外してメカボストッパーを外し、コネクターも外します。



続いてモーターを取り外すのですが、グリップ底を外してモータを引っこ抜けばモーターを外すことが出来ます。
G3SASはM4系統と同じVer2メカボを使用しているんですが、ここの配線の取り回しはM4系統と違うので注意しましょう。
+の配線を折りたたむようにして取り付けられています。組み立ての時は注意!!



モーターはハイサイクルモデルなので、EG30000が入ってますが・・・



ピ二オンはキンキンに尖って入る為、ナメるのは時間の問題。交換が必要です。



続いてメカボを取り外すため、フレームロックピンのネジを緩めますが・・・
G3系はココのネジが非常に弱いので、締め込むときは特に注意が必要です。



はいっ。3枚におろすことが出来ました。後はセレクターをかちゃかちゃしながらメカボックスを引っこ抜けば・・・



はいっメカボが出ました。HCなので、メカボはブラック。締まって見えますね。
G3SASはメカボックスまでのアクセスが比較的簡単なので、メンテナンス性が高いですね。



続いて中開いてみていきましょうか!?メカボックスの中は比較的綺麗。
各部品を外してチェックしてみると・・・



スパーギアがパッキリ逝ってますね。こちらも交換が必要です。



ギアの歯にセクターの破片が挟まっていたりすると、破片をギアが噛み込んで、すぐにギアクラッシュしてしまいます。
掛けた破片がセクターギア、スパーギアに噛んでいるといけないので、各ギアを洗浄して細かくチェックします。
一件綺麗に見えても、洗浄するとカスやら金属粉が出てきます。



メカボックスや各部品を洗浄すると・・・掛けたギアの破片を回収するとこが出来ました。
ギアが欠けた場合はメカボックス洗浄をオススメします。欠けた破片をしっかり回収しないと、
破片を噛み込んで、またギアクラッシュしてしまいますからね。



各部品を洗浄チェックしてて組み込みます。セクターギアはマルイ純正の新品を組み込みます。



せっかくなので、チャンバーもチェックします。チャンバーはレシーバーから引っこ抜けば外れます。



ホップパッキンも硬化気味だったので交換しておきます。
HOP掛けっぱなしの方は癖がついてしまうので、メンテナンス時にこまめに交換すると良いですよ。



ピ二オンギアも交換します。ピ二オンギアはオプションNo1のピ二オンギアを使用。
ピ二オンギアはモーター軸に圧入されているので、交換する為には「ピ二オンギアリムーバー」っていう工具が必要です。



今回ノズルのガタが大きかったためノズルを新品に交換します。
思うように初速が出ない場合、ここからの気密漏れを疑ってみて下さい。



今回も例のスプリングを組み込みます。アングスさんトコのHC用スプリング。
このスプリング、SS,S、Lと3タイプあり、バネレートはSS>S>Lとなってます。
よくどれを使えばよいのかと質問されるのですが、バッチリ初速を出そうといった場合は組み込んでみないとわかりません。
前回はLサイズで行けたけど、今回はSサイズじゃないと初速が出ないとか・・・中古の場合、個体差ありますからね。
心配ならL入れとけば間違いないです。まず初速超える事はありませんから・・・



という訳で無事完成。G3SASは使いやすくてホントに良いテッポです。  

Posted by 雲長。 at 21:00Comments(5)